永続オブシェクトキャッシュを使用してください
wordpress 6.1 にアップデートすると
ダッシュボード -> ツール -> サイトヘルス
で表示される おすすめの改善
「永続オブシェクトキャッシュを使用してください」 [パフォーマンス]
と表示されます.
キャッシュとは
WordPress はサーバーにアクセスごとにPHP言語とデータベースを連携させて表示させているので、アクセスがあるたびにWEBページを生成しています.
一度表示されたページをキャッシュ、一時保存することで2回目以降の表示はキャッシュされたページを出力することで、高速化ができます.
永続オブシェクトキャッシュとは
永続オブシェクトキャッシュとは、webページを高速で表示させるための一つの方法です.
一般的に生成されたWEBページのキャッシュの保存先はハードディスクやSSDと言われるディバイスに保存します.
しかし、キャッシュをメモリー上に展開できればさらなる高速化が期待できますね.
ここでは、Redis を使って永続オブジェクトキャッシュを使ってみることにしました.
Redisとは
Redis とは Remote dictionary server
メモリ上でデータを管理するインメモリデータベースの一つ。
メリット
データをメモリ上に展開・保管するインメモリ型のシステムで、ストレージへの保存と読み出しを前提とする一般的なデータベースに比べ極めて高速に動作する
デメリット
大量のデータを扱うには見合う容量のRAMを用意しなければならず高コスト
Redis を検証したサーバーのシステム
redis のインストール
FreeBSD サーバーに redis seerver をインストールします.
# pkg install redis
redis-7.0.5 Persistent key-value database with built-in net i
がインストールされます.
/etc/rc.conf に redis を起動項目に登録します.
# service redis enable
/etc/rc.conf に下の項目が書き込まれます
redis_enable="YES"
redis を起動します.
# service redis onestart
redis サービスの停止方法を記しておくが、起動したままで次に.
# service redis onestop
PHPモジュールのインストール
WordPress は redis を PHP から使用するので、
php74-pecl-redis ( Extension to access Redis )
をインストールします.
※ phpのバージョン7以降がredis に対応しているようです.
# pkg install php74-pecl-redis
インストールした
php74-pecl-redis
を php-fpm と nginx を再起動して有効にする.
# service php-fpm restart
# service nginx restart
php74-pecl-redis の動作確認
php をインストールした時と同様に phpinfo.phpをwebブラウザから見て redis モジュールを確認する.
wordpress プラグイン Redis Object Cache
wordpress のダッシュボードの 設定 -> Redis を開く
Status : ✔︎ Connected
になっていれば、OK です.
ダッシュボードに Redis Object Cache のグラフが現れます.